篠原 武将 氏

Masatake Shinohara

学生時代、将来有望な空手選手として期待されていたが、「手に職をつけたい」という思いから、18歳で料理の道へ。関西で2つの割烹の名店、京都の懐石料理『山玄茶』で修業を積み、26歳の時に地元の滋賀県に『日本料理しのはら』を開業。わずか9年で日本有数の人気店に成長させる。2016年には『銀座しのはら』を開業し、更なる挑戦を続けている。

滋賀の田舎から日本中を魅了した
異彩を放つ篠原 氏の
キャビアに込めるこだわり

滋賀県湖南市、周りには田んぼと住宅しかない場所にもかかわらず日本全国から予約が殺到した『日本料理しのはら』。
満を辞して『銀座しのはら』をオープンし、さらなる食の探求を進める篠原 氏の料理に対する考えと、匠のキャビアを作るにあたっての思いをお聞きしました。

季節感や日本の良さを
料理を通して伝えていきたい

── 簡単な経歴などを教えていただけますか。

26歳の時に開業してそこで約10年程お店を開いて、 2016年に東京の銀座に
出てきました。オープンして2年目でミシュラン1つ星を頂き、その2年後から
は2つ星に昇格してそれ以降は2星でやらせてもらっています。

── なかなか予約が取れないとお聞きしました。

3ヶ月先までご予約をお取りさせていただいてますが、おかげさまで埋まっている状況です。

── 料理をするにあたって篠原さんが大切にしていることなどは何でしょうか。

『季節感』や『日本の文化』など日本には素晴らしいものがありますが、上から
下の世代に伝えきれていない日本の良さを料理を通して発信し伝えていけたらと思
いながらやらせて頂いています。

良いものは
西洋東洋問わず取り入れる

良いものは西洋東洋問わず取り入れる

── 食材を通して伝えていくというスタイルでやっていますが、料理に新しいアイデアや
素材を取り入れる際、どのようにしてインスピレーションを得ていますか?

食材の西洋東洋問わず良いものがあればどんどん自分の料理に使っていきたいと考え、良い食材に出会えればそれが一番インスピレーションに繋がっていくと思っています。
なので、それをどういう風に自分の料理に取り入れようかなと考えながら新しい料理を創り上げていきます。

お店でのキャビアの提供方法

あくまでもキャビアは魚卵と塩なので、そういった意味でも日本の料理でも魚卵に塩を合わせるのは一般的なテクニックとしてあります。
あまり難しく考えず、キャビアのコクがお料理をふくらます食材の一品として引き立てているので、皆様にはそのままの形でお出ししています。

銀座しのはら

日本中から予約が殺到したという人気店、『日本料理しのはら』の篠原武将
氏が、新たな挑戦として2016年銀座に開店。素朴な田舎料理が篠原氏の
独創性豊かなセンスと技術により異彩を放つ逸品に。

東京都中央区銀座2-8-17 ハビウル銀座II-B1F